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地学ハンドブック6  湧泉調査の手引き

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高橋 一・末永和幸著B6判116頁1,000円240円
handbook6
古くから、わき水が出るところは、私たち祖先の生活の場となったり、水田がつくられたりしてきた。
しかし、さまざまな開発や水道の整備によって、わき水は忘れ去られるようになってきた。
一方で、環境保全などの声の高まりの中で、貴重な水辺環境として、湧水の保全を求める住民運動が全国で行われるようにもなった。

湧水には、鍾乳洞の中を流れて地表に流れ出すものや古い地質時代の岩石から流れ出すものもあるが、本書では第四紀という新しい地質時代の地層や火山岩からわき出すものに焦点をあてている。

湧水量、水質、帯水層の調査だけでなく、湧出のしくみ、湧水の季節変動、水中や水辺の植物、人間生活との関わりなど、湧水を広い視野でしらべる方法を解説している。
地学関係者だけでなく郷土の環境に関心を寄せるかたにも参考となる。

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